梅雨とは?入梅とは?日本の季節とともにある雨の文化

「梅雨(つゆ)」とは?

「梅雨(ばいう/つゆ)」とは、春と夏の間に日本で訪れる長雨の時期を指します。
例年、6月から7月中旬ごろにかけて、本州を中心に曇りや雨の日が多く続きます。

語源の説は2つあります:

  1. 「梅の実が熟す季節の雨」だから
     → この時期に梅が熟れるため、「梅」の字が使われるように。
  2. 「黴(カビ)の雨」から転じた
     → 湿気でカビが発生しやすいため、「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたが、語感が悪いため「梅雨」に置き換えられたとも。

「入梅(にゅうばい)」とは?

「入梅」とは、暦の上で梅雨入りを知らせる日のこと。
毎年「太陽の黄経が80度になる日」で決められており、だいたい6月10日〜11日ごろになります。

天気予報などで発表される「梅雨入り(実際の天候による)」とは別で、入梅は暦の区切りとして使われています。


梅雨の特徴とは?

  • 湿度が高く、気温も上昇しやすい
  • カビ・食中毒・熱中症などの注意が必要
  • 一方で、農作物にとっては恵みの雨でもある

梅雨の暮らしあるある:

  • 洗濯物が乾きにくい
  • 通勤・通学が憂鬱になる
  • カビ対策に除湿機や重曹が大活躍

世界にもある?梅雨のような季節

実は、梅雨のような季節的な長雨は、アジアの一部地域にしか見られません。

  • 日本、韓国、中国の一部(長江流域)などが「梅雨帯」に属します。
  • 欧米では「rainy season」という概念がなく、四季でも“雨の季節”は分類されていないことが多いです。

つまり、「梅雨」は日本特有の気象文化のひとつでもあるのです。


まとめ:雨と暮らす知恵を楽しもう

「梅雨」や「入梅」は、ただの不便な季節ではありません。
湿度の中で育まれる植物、静かな雨音の心地よさ、そして季節と寄り添って暮らす日本人の知恵が詰まった時間ともいえます。

ちょっと憂鬱なこの季節も、「雨とどう付き合うか」を楽しむきっかけにしてみてくださいね。

雨が多く室内にいる時間が長くなる時期。昔の写真を見返す・思い出を整理する、そんな昔、今の想いを形にする商品をぜひご覧ください!
おすすめ商品はこちらから!